XMトレーディングでは、以下3種類の原油商品が取引できます。
- BRENT(ロンドン原油)
- GSOIL(ロンドン軽油)
- OIL/OILMn(ニューヨーク原油)
原油商品は、ボラティリティの高さから高額の利益を狙った投資商品としても有名です。
それぞれの銘柄に特徴があるので、取引をする際は取引ルールや注意点などをよく把握したうえで臨みましょう。
このページではそんな、XMトレーディングの原油取引というテーマで概要や特徴、取引ルールを詳しく解説していきます。
XMトレーディングの原油商品一覧
まずは、XMトレーディングで取扱っている原油商品の概要を紹介します。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
BRENT(ロンドン原油)
BRENT原油は、ロンドン商品先物取引所で扱っている原油を指します。
イギリスとノルウェーの間にある北海ブレント油田を始めとする15か所で採掘された原油の総称。
供給コストを考慮した価格設定で、他の原油に比べて高めの値段が設定がされているんだ。
GSOIL(ロンドン軽油)
GSOILは、ロンドン原油が精製されて軽油となったものです。
ガソリンや軽油といった石油商品はもともと原油から作られています。
ロンドン軽油はロンドン原油が加熱によって精製されて市場に出回る仕組みです。
OIL/OILMn(ニューヨーク原油)
ニューヨーク原油は別名「WTI原油」とも言われます。
WTI→ウエストテキサスインターメディエトの略称。
アメリカの西テキサスで採掘される軽油質で、ガソリンや灯油の精製に適している。
ロンドン原油に比べて10分の1ほどの価格で取引可能です。
XMトレーディングではOILとOILMnの2種類から取引できます。
OIL→1ロット100バレル
OILMn→1ロット10バレル
ロットに対しての原油量で取引銘柄が異なる仕組みです。
XMトレーディング原油取引の特徴
次に、XMトレーディング原油取引の特徴を紹介します。
全て先物取引となる
XMトレーディングで取引できる原油は現物取引ではなく、全て先物取引となります。
先物取引とは?!
決められた期日に取引時点で決めた価格で売買する方法
通常の通貨ペアなどは、上がるか下がるかを予想して好きなタイミングで売買をします。
それに対して先物取引は、あらかじめ売買価格を決めておき限月という決済期限までの価格差で利益を出す投資方法です。
注文するタイミングで銘柄の後ろに決済月が記されている仕組みですね。
MT4/MT5にチャートを表示させる際に、上のように決済月が記されています。
画像の例でいうと「OILMnJUL21」→7月21日が決済期限という事です。
スワップポイントがない
XMトレーディングでの原油取引は全て先物取引となるので、金利差で付与されるスワップポイントがありません。
世界情勢の影響を受けやすい
原油の価格は、世界情勢の影響を受けやすいという特徴があります。
2020年4月には新型コロナウィルスの影響による需要減で初のマイナス価格を付けたこともありました。
XMトレーディングで取引できる原油3銘柄は全て同じような値動きになる場合が多いため、分散で投資していると全てマイナスになってしまう可能性もあります。
XMトレーディングの原油取引ルール
次に、XMトレーディングの原油取引ルールを以下の項目から見ていきます。
- スプレッド
- 最大レバレッジ
- 取引時間
スプレッド
XMトレーディングで取引できる原油銘柄のスプレッドは以下の通りです。
銘柄 | 最低スプレッド |
BRENT | 0.05 |
GSIOL | 1.5 |
OIL/OILMn | 0.04 |
全てにおいて狭めのスプレッド水準となっています。
原油のスプレッドは、最低スプレッドが米ドル換算で計算される仕組みです。
原油銘柄は値動きが大きいため、スプレッドによる損益の差はあまりないと考えていいでしょう。
最大レバレッジ
原油の最大レバレッジは以下の通りです。
銘柄 | 最大レバレッジ |
BRENT | 66.6倍 |
GSIOL | 33.3倍 |
OIL/OILMn | 66.6倍 |
BRENTとOILで66.6倍、GSOILで33.3倍と低いレバレッジ設定となっています。
顧客の高額損失を防ぐための措置だといえますよ。
取引時間
原油の取引時間は以下の通りです。
- OIL/OILMn→土日祝日とメンテナンス時間を除く24時間
メンテナンス時間朝6:55~8:05(サマータイム朝5:55~7:05) - BRENT/GSIOL→土日祝日とメンテナンス時間を除く24時間
朝6:55~10:05(サマータイム朝5:55~9:05)
ブレント原油のメンテナンス時間は3時間ほどあります。
銘柄によってメンテナンス時間が異なるので注意しましょう。
原油取引の必要証拠金計算
次に、XMトレーディングで原油取引をする際にはどのくらいの証拠金が必要かを解説します。
銘柄 | 1ロットの原油量 |
BRENT | 100バレル |
GSIOL | 4トン |
OIL | 100バレル |
OILMn | 10バレル |
GSIOLのみ4トンとなっており、計算方法も異なるので注意しましょう。
OILの必要証拠金計算(1ロット)
70.90(2021年6月の価格)×100バレル÷レバレッジ66.6=約106.4ドル
1ドル110円時→106.4ドル=必要証拠金1万1704円
BREBTとOILMnも同様の方法で計算可能です。
OILMnは1ロットが10バレルとなるので、計算する際は注意しましょう。
GSOILの必要証拠金計算(1ロット)
589.54(2021年6月の価格)×4トン÷レバレッジ33.3=約70.81ドル
1ドル110円時→70.81ドル=必要証拠金7789円
このように計算されます。
原油価格は常に変動しているので、その時の価格を見て必要証拠金の計算ができるようにしておきましょう。
XMトレーディングの原油取引まとめ
XMトレーディングの原油取引についてまとめました。
- XMトレーディングで取引できる原油は全て先物取引
- スワップポイントがないのでマイナスの支払いがない
- 世界情勢の影響を受けやすい銘柄
- OIL、GSOIL共に1万円ほどの証拠金で始められる
XMトレーディングの原油は先物となるので、1ヶ月の有効期限を超えると強制的に決済されます。
取引時に有効期限のチェックを必ずしておきましょう。
また、ボラティリティの高さからリスクも必然的にリスクも高まるので、再起できる金額での取引をしていきましょう。
XMトレーディングで原油取引を行って高額の利益を得られるようにしていきましょう。